気密性とは?
土地売買でのトラブル、請負契約後の解約など多くの問題を乗り越えてやっとたどりついた設計士、工務店そして超高気密高断熱住宅。その日々の記録です。
昨日気密について書きました。
私も当初はよくわからないまま、C値と言っておりました。
C値とは
家にどれくらい隙間があるかを表す数値です。
小さいほど隙間が少ない、高気密といえます。
計算式としては、
家全体のすき間の総面積(c㎡)
延床面積(㎡)
です。
例えばC 値が 1.5 c㎡/㎡ なら、家のすき間の合計は 150 c㎡(はがき 1 枚程度)
です。
H11年省エネ基準では、寒冷地以外では5.0cm2/m2以下に設定、とされていました。
延床面積100m2の家だと、500cm2、隙間です。
これはどれくらいかというと、
ハガキだと3.3枚(わかりにくい・・・)
テニスラケットのフェイス(これもわかりにくい??)
くらいの隙間です。どこかの窓一つを開けっ放しにしているのと同じですね。
なので公表していないメーカーでは、工法を標準化しているのであれば、C値は5.0cm2/m2程度と考えるのがよさそうです。
そしてこれは計算値などではなく実測して得られます。
出典:http://www.ohtori.net/blog/cat90/entry004309.html
気密が悪いと、
隙間風(「漏気」、意図しない空気の流れ)が増えます。
換気も思った通りいきません。
せっかく断熱性が高くても、冬に寒さや夏に厚さを感じてしまいます。
それではいけないので、暖房、冷房をより使い、電気代も浪費します。
さらに壁の中でも結露して家を腐らせます。
ではどのくらいのC値を求めるのか。
高気密住宅はC値 1cm2/m2程度を一般的には言うようです。
ちなみに我が家は、最初のメーカーにはかなり無理を言って、気密測定をお願いしたところ1回10万といわれました。もちろんやったことがないと。
そして実際にお願いした現在の工務店はもちろん、全棟で測定、さらに契約書にもC値 0.5以下と明記してもらっています。
契約書に建物の精度の一つともいえる気密の値を明記できる、こういう工務店が信頼できる依頼先ではないでしょうか。