やり直しの家づくり~そして高気密高断熱住宅へ~

請負契約後に解約、土地も越境でもめる、など波乱万丈の家づくり。それでもようやく出会えた設計士とスーパー工務店。2019年3月完成しました!

光熱費、旧居(賃貸マンション)と比較

梅雨も明けた感じがしますが、ジメジメ感がすごいですね。
それでも我が家の基礎内の温熱環境は初年度にしては非常に安定しています。

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気温は6,7月中ずっと24度台、
湿度もまだ新築ですが70%前後をキープしています。
あまりに安定しているので連続測定が必要なく
netatmoは現在LDKと寝室に設置しています。 
 
さて以前に6-7月分の光熱費を報告しました。

 

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新しく家を建てることを考えている方は、

光熱費が今の住まいと比べてどのくらい変わるのか、
こういった点も、気になるのではないでしょうか?
 
またこのような視点は、
どのような(どのくらいの性能の)家を建てるか
の判断に重要な点だと思います。
 
その際、何を比べるかです。
電気料金で比較することが多いですが、金額は様々な要因で変化します。
給湯もガスか電気かでかわりますし、
電気も電力自由化や契約プランによって結構違いがでてきます。
また年々、電気料金が上がっていくことが高い確率で予想され
この点も比較が難しい点です。
 
ですので一概に金額だけでは比較できないのではないでしょうか。
 
なので、今回は我が家の旧居である賃貸マンションと、新居ですごした
4月-6月の光熱費に関連した様々な数字を比較してみました。
 
まず我が家の新居の光熱費に関わる条件です。
********************************************************** 
〇5人以上の大?家族
〇延床面積 45-50坪
〇日中不在が多い
〇電気ガス併用
〇電力契約(中部電力・スマートライフプラン)
〇給湯器はエコキュート (APF 3.6)
〇断熱・気密性能(Q値 1.08 Ua値 0.27 C値 0.18)

〇東海地方、太平洋沿岸部(温熱区分6地域) 

〇太陽光発電あり(Panasonic 6kw)

〇ダクト式第一種熱交換器換気システム

〇床下エアコン、屋根裏エアコン設置

〇乾太くん頻用(1日2回以上)

**********************************************************

そしてスタンスとしては、電気代をとにかく節約するというよりも

家族が快適に過ごせること、時間を大切にすることを最も重視しています。

 

一方、我が家は引っ越し前は賃貸マンションに住んでいました。
 
現代ではおそらく戸建てを新築する前には、
賃貸マンションやアパートから引っ越しをする方が多いのではないでしょうか?
戸建てとマンション・アパートでは色々と違うところが
多く、単純比較は難しいです。 
 
ざっくりですが、旧居の光熱費に関わる条件です。 
********************************************************** 
〇5人以上の大?家族
〇3LDK
〇日中不在が多い
〇電気ガス併用
〇電力契約(auでんき)
〇給湯器はガス
〇南面は前面単板ガラス・アルミサッシ窓

〇東海地方、太平洋沿岸部(温熱区分6地域) 

〇太陽光発電あり(Panasonic 6kw)

〇第3種換気

〇壁掛けエアコン2台

**********************************************************

 

この前提条件の中で比較検討していきます。

2019年3月中旬に引っ越しており、ピンク色の棒が新居でのデータです。

 

◆電力使用量              

まずは電気の使用量です。

こちらは純粋に使用量なので契約プランや単価の値上げなどには

影響されずに比較できます。

また太陽光で発電し自家消費した分も含まれています。

 

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条件の違いはたくさんありますが、一番の大きな違いは

新居では給湯がエコキュート、電気で行っている点です。

 

5-6月はほとんど電気使用量がかわりません。

外気温も下がりすぎず暖房を使用していないことはあるものの、

エコキュートで給湯をしつつ、さらに延べ床面積や建物の気積が

大幅に増えているにも関わらずです。

 さらに6月後半からは冷房運転も初めており快適性はかなり差が

あります。

なのに電力使用量がかわらない、これってすごいことですね。

 

ちなみに旧居では、合板フローリングで足がペタペタして不快だったことが

懐かしいです。今は梅雨でも無垢材+相対湿度55%程度でひんやりサラサラです。

 

 ◆電気料金             

次に電気代です。

旧居の過去2年分のデータとの比較です。

注意として新居では日中は太陽光発電で自家消費している点が挙げられます。

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なんと、4-6月の電気代が旧居より少ないのです!

新居では、日中の電気代は太陽光の自家発電でほぼかかっていませんが、

ただ給湯分が上乗せになっています。

 

もちろん、安い夜間電力で湯を沸かしているなどのプラン面での

効果も大きいですが、前に記載した電力使用量がかわらないことも

大きな要因だと考えます。

 

ちなみに引っ越し直前の2019年1-2月(グラフでは最も薄い水色)は、

netatmo計測により不十分すぎる低換気状態が判明し、

それを解消すべく、キッチンの換気扇を常時回しつつ

暖房をかけていましたので過去の同時期よりも明らかに電気代が増えています。

 

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当時は、給気口から外気の冷たい空気が入ってくるので寝室など

部分的に非常に寒くて困っていました。もはや懐かしいですね。

 

 ◆電気料金+ガス料金        

続いて、電気+ガス代での比較です。

給湯が旧居ではガス、新居ではエコキュートと変わっているため

金額で比較するならこちらでしょうか。

 

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こちらでみると違いは明らかですね。

鉄筋コンクリート造で中層階でしたがもはや比べるべくも

ありません。

 

本来なら旧居での温熱環境も合わせて比較できると、

1事例とはいえ非常にわかりやすく有用なデータになったと
思うのですが、残念ながらnetatmoを導入したのが
新居引っ越しの2ヶ月ほど前でしたので、通年のデータがありません。
真冬になったら限定でご紹介できるかもしれません。
 
ちなみに我が家は、工務店の担当者に説明を受けた際には
ebifitという、工務店の方自作のコストシュミレーションツールで
説明を受けました。
 
◆1か月の平均光熱費(予想)  

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幸い我が家は今のところ予想を上回り、光熱費に関しては

旧居よりも少なくなりそうな印象です。

(問題は冬なのでわかりませんが)

 

マンションで上下左右に部屋があると、

断熱気密が考えられていなくても戸建てよりは

ずいぶんマシです。

なので戸建てに引っ越す時には気密断熱を一定レベル以上に

しておかないと室内環境が悪くなるか、

室内環境を維持するためにかかる光熱費がとんでもないことになります。

これから家づくりを進めるみなさん、ご注意ください。

 

今日もありがとうございました。
 
 

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