大失敗をリカバリー
毎日本当に暑いですね。
外にいるだけでぐったりしてしまいます。
学生時代、よく夏に部活で動き回れたなあと、不思議に思います。
そしてそれを今の世代に求めてはだめですね。
さて、前回我が家の大失敗を報告しました。
それで平日に急遽仕事を休み、工事をしていただきました。
本日はこの失敗をどうリカバリーしたかについてです。
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【まとめ】
●高気密高断熱住宅では、気積の大きい家ほどより吹抜けが必要。
●循環ファン(CF)をフル活用。
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まず現状の問題点の整理です。
●箱物(建物周囲)は数値通り性能はしっかり確保されている。
(Q値 1.08 Ua値 0.27 C値 0.18)
●問題は内部の空調換気。
・気積が大きいわりにリビングダイニング(LD)に吹抜けがない間取り。
・省令準耐火構造により、小屋裏の冷気を居室に下ろしきれない。
→ 想定した空気の流れ(暖気が床下から壁の間を通って小屋裏へ)が想定より少なく、1FのLDに熱気が滞留。
ということで工務店担当者に再度空調の計画を修正してもらいました。
予定としては以下の模式図のような形です。
ポイントとしては、
・小屋裏空間の冷気を大量に居室に落とすために循環ファン(CF)を使用。
また、より1Fに冷気が下りるように階段近くにCFを設置。
・LDに冷気を直接届けるため、階段スペースからLDに向けてCFとダクトを階間に通す。
・小屋裏空間が負圧になることで1Fで均一にぬるくなった暖気を床下ガラリ→壁間を通して小屋裏へ給気される。
です。
工事中、工務店の担当者さんは風量計をもって家中で測定しまわっていました。
まず階段スペースの二階天井に設置したCFです。
結構大きいですね。キッチンの換気扇レベルです。
風量としては実測で 750m3/h 程度と、かなりでます。
次に階段スペースの階間に設置したCFです。
こちらは実測で 75m3/h程度の風量です。
このCFは階間にフレキシブルダクトを通し、LDに開口させます。
工事が終了して約3時間後での室温の変化です。
(上段:小屋裏、中段:寝室、下段:リビング・ダイニング)
小屋裏の室温が急に上がってきました。
これは小屋裏に給気されている証拠です。
一方リビングダイニングは家族が集合しているからかまだなかなか下がりません。
家中の室温が安定するにはもう1日はかかると思われます。
なんとか室温がいいところまで下がるといいのですが。
結果は。。。
乞うご期待です。
今日もありがとうございました。