やり直しの家づくり~そして高気密高断熱住宅へ~

請負契約後に解約、土地も越境でもめる、など波乱万丈の家づくり。それでもようやく出会えた設計士とスーパー工務店。2019年3月完成しました!

3ヶ月点検

ついに梅雨入りしましたね。

我が家の子供たちは相変わらず毎朝googleさんに

「OK google, 今日の天気を教えて!」

と聞いてから準備してます。

自分で情報を収集し判断し行動する、この部分に限っては素晴らしい習慣です。

(他はツッコミどころ満載ですが・・・) 

 

さて先日工務店の方が3ヶ月点検に来てくれました。

住み始めると今までと違うことがたくさん出てきます。

ましてやマンション住まいからの転居だとなおさらです。

 

さらに高気密高断熱住宅となると今までの常識?非常識?

とは考え方を変える必要があることを実感しています。

 

さてそれで点検です。

午後から開始、まずは外周りのチェックです。

換気の給排気口のチェックです。

 

ローヤル電機の換気のコントローラーは定期的にオレンジランプがつくそう。

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タイミングよく点検の数日前にオレンジが点灯したのでそれも兼ねてチェック。

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吸気口には虫が結構ついてました。(赤丸部分の中に)

サイクロンフード、役にたってるようです。

 

都市部住宅街で大通りはかなり交通量が多いですが、大通りには面してないので思ったほどの汚れではなかったようで一安心。

 

今回の点検では本来は必要ないはずですが長期優良住宅の点検表を網羅しつつ、

確認いただきました。 

 

一番ありがたかったのはやはり住まい方についてのお話です。

今までの暮らし方と違うことが多くやはり初年度は試行錯誤です。

例えばいつ冷房をつけ始めるか。

 

色々な方のブログを見つつ天気とにらめっこして決めようと思ってました。

ただ当たり前のことを忘れてました。

他の方とは、住んでる地域も違う、日射量も違う、日射遮蔽も違うなど、

個々の家で条件が異なる点が多いため、あくまで参考程度がいいということです。

 

それよりも室内の温熱環境(温度湿度)をどのくらいに設定するか、

実際に測定しながらその基準と住まい手の感覚をすり合わせていくのが大切ということですね。

 

ちなみに凰建設のモデルハウスでは6月最初くらいからすでに24時間冷房を開始しているということでした。(除湿目的がメイン)

 

 

断熱性能を実感したのは小屋裏を点検してもらった時。

当日は屋外で26度強くらいでそこまで暑くありませんでしたが、

小さなFIX窓が一つあるだけの空間。

ひんやり涼しいくらいでした。

担当者もしっかり屋根断熱が効いていると安心していました。

ちなみに我が家の屋根断熱はHGW 300mmを使ってます。

 

で教えていただいた夏の住まい方です。  

 

①換気

小屋裏エアコンを稼働する場合は、小屋裏空間への給気口を開放することで

家の換気量の40-50%?(すみません、正確な数字を忘れました。。)

を小屋裏空間に給気することが可能で、その空気をエアコンが

給気することで最大限に効率を上げることができます。

  反対に小屋裏エアコンを使わない季節はこの給気口を閉じることで

家全体の気積を減らすことができます。

 合わせて、冬用に基礎下に給気される空気は給気口を閉じておきます。

冷気を基礎内に入れて相対湿度が上がるのを防ぐためと、気積を減らすためです。
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風量計がないのでティッシュで代用すると、

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確かにすごい風量ですね。

 

なおこの換気計画は、ダクト式第一種機械換気で省令準耐火構造である我が家に合わせて綿密に計算され計画されたオーダーメイドの換気システムです。

これが計画できる設計士さんや工務店は少ないのではと思います。

ありがたい限りです。 

 

②除湿

第1種換気を導入してる我が家では、除湿を意識しての冷房使用がおススメとのこと。設定温度は18度など低温で弱風に。これで飽和水蒸気量の少ない低温のエアコンであえて結露させ除湿させます。

 

③冷房

夏の冷房の目標室内温度は26-28度が目安とのこと。(個人差あり)

でそのためには23-25度設定、強風の設定が目安とのことでした。

 

④換気量は許容される限り絞ることをおすすめされました。

たしかに、カタログ値の熱交換率は風量が弱いとき(ローヤル電機製だと給排気量の目盛りが最小の1のときの値)です。

なのでとくに夏場は風量を絞ることで湿気の多い外気をできるだけとりこまないようにできる、ということです。

 

このように色々と教えていただきました。

よく考えると、省エネを表面上うたってエアコンを28度に設定にすることを推奨する話が出ますが、これって不思議な話ですね。

実は昔からずっと疑問に思ってました。

 

本来は快適な空間を維持するために推奨される室内温度域があって、

さらにその室内温熱環境を小エネで達成するために断熱、気密、遮熱などを考えて、

そこに適切な能力の設備を選び、設備の運転設定をするのが理想です。

 

なのにエアコンの設定温度だけ一律で夏は28度にって。。。

湿度によっても大きく違いますしね。

 

今後温暖化が進めば同じ28度設定でも今より消費エネルギーは増えてしまいます。

もちろん冬の方が圧倒的に室内外の温度差があり空調の消費エネルギーは多いですが、そもそもの考え方をやはり正す必要がありますね。

 

そんなこんなで担当者を質問攻め(いつもすみません)。

チャットでのやり取りが多いですが、工事が終わってしまうと直接会えるチャンスもあまりないので貴重な時間で、1時間の予定が気づけば3時間以上経過。

本当にお疲れ様です、ありがとうございました。

 

 
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