やり直しの家づくり~そして高気密高断熱住宅へ~

請負契約後に解約、土地も越境でもめる、など波乱万丈の家づくり。それでもようやく出会えた設計士とスーパー工務店。2019年3月完成しました!

我が家の給気冷暖房システム

たいきゅうです。

 

前回、これまでの経緯を振り返りながら、

給気冷暖房システムを採用することになったことを

報告しました。

www.taikyu-iedukuri.com

 

今回は我が家に設置された給気冷暖房システムを紹介します。

 

******************************************************

1) 我が家の給気冷暖房システムの概要

2) 我が家の給気冷暖房システムの実際

3) その他

******************************************************

 

 

1) 我が家の給気冷暖房システムの概要

給気冷房システムで検索するといばらきパッシブハウスが

検索されます。

 https://www.i-passivehouse.com/archives/756

 

凰建設ではすでに給気冷暖房システムの採用実績があり、

我が家同様、施主に選択肢として計画段階で提示をしているようです。

 

他にもおそらく個別の設計事務所や工務店で実施されていると思われ、

”単一ダクトによる空気調和”

”家庭用のお手製エアハンドリングユニット”

のイメージと説明を受けています。

 

今回我が家のリカバリー工事で実施いただいたシステムは

・市販のエアコンを利用

・ダクト式第1種換気に組み込む

・パッケージ化されておらず、換気と空調は別々のメーカー・パーツにわけられている

という特徴があります。

 

換気システムにエアコンを組み込むことで、いばらきパッシブハウスでは

とくにその除湿能力の高さが取り上げられています。

 

また熱交換された空気をエアコンで暖めたり冷やしたりするので

非常に効率よく全館を空調することができます。

 

上記のような内容がいわゆる○○システムとして換気空調一体型の全館空調パッケージシステムになっていないことが重要だと思っています。

 

2) 我が家の給気冷暖房システムの実際

我が家のシステムの実際です。

なお私も深いところまでは理解できていませんので、

自分のわかる範囲、聞いた範囲での内容となることを

ご承知ください。

 

 まず参考図です。

f:id:taikyu:20191122141049p:plain

https://www.royal-elec.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/SE300.pdf

 

第一種ダクト式換気システム(SE300)にダイキンのアメニティエアコンを組み込むシステムです。

f:id:taikyu:20191122144357p:plain

アメニティエアコン:

f:id:taikyu:20191129132923p:plain

https://www.daikinaircon.com/sumai/aircon/housing/built_in/spec/index.html

(参照元:ダイキン)

 

外気から熱交換ユニットを通って熱交換された空気が通るダクト部分にアメニティエアコンを組み込むことで効率よく冷暖房できる仕組みです。

 

第一種換気自体の給気風量は150 m3/hr 程度(のはず?)ですので、

エアコン用に、写真のようにさらに室内から給気されます。

 

f:id:taikyu:20191129133043j:plain

 

3) その他

凰建設の給気冷暖房システムの特徴は、

市販されているエアコンを換気システム内に個別に組み込んでいる

ことです。(のはず)

それによりいわゆる全館空調システムとは違い、大がかりな設備投資にはならず、メンテナンスや修理の際も個別に対応が可能となります。

 

当然のように一定以上の高気密高断熱でないと機能しません。

 

さらに仕組みはわかっても簡単なことではないので

知識と、綿密な計算、施行できる業者など

ハードルは多く、誰もが望めば採用できるわけではありません。

同様にその後のメンテナンス、アフターケアも工務店での対応となるため、

やはり容易ではないと思います。

 

そのうえでコストは抑えられており、さきほど書いた通り

設計段階では小屋裏エアコン+床下エアコンと大きく違わないコストで導入が検討可能でした。

その点、パッケージ化された全館空調システムはメンテナンスや修理含め

トータルコストはおそらく格段に上がりますが、一定以上の条件の

どの家にも採用しやすい60-70点を目指す換気空調システムなのだと思います。

 

次回は実際使用しはじめてどうかを報告したいと思います。 

 

本日もありがとうございました。 
 
 
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リカバリー工事、ついに

たいきゅうです。
 
日によって、また時間によって気温の変動が大きい季節になってきました。
我が家の地獄のような子供たちの体調不良の連続もようやく
落ち着きました。
 
さて、ついにこの日がやってきました!
 
振り返れば床下エアコンが効果的でないことを体感して8ヶ月、
さらに冷気が想定通り1Fに下りてこず、
真夏で暑くて家で過ごせない時期から3か月が経過しました。
 
先日ついにリカバリー工事第3回を施行してもらいましたので
ついに報告できます。
  
 
*************************************************
1) 冬、暖房の問題点
2) 夏、冷房の問題点
3) これまでの対応
4) 今回の工事内容
*************************************************
 
 
1)  冬、暖房の問題点 
厳密にはもう春でしたが、入居直後のことでした。
期待しすぎていたこともありますが、床下エアコンが効かず
いきなり家族で風邪をひいてしまった苦い思い出があります。
 
 床下エアコンをぜひ取り入れたいという思いと、
リビングダイニングはシンプルにしたいという思いを両立し
 階段下収納にエアコンを設置をしました。
 
これが失敗でした。
セオリーを通りならやはり気積の大きい空間に設置すべきでした。
 
さらにもう1点。
エアコンの選定は任せっきりで盲点でした。
採用したのは床置きエアコン。ダイキン製のこのタイプのエアコンは
吹き出し口が上下両方にあります。
想定としてはほとんど暖房用に使用、
暖房使用時は下からの吹き出しのみを利用、
夏に冷房をつけるときは上からのみを、
と予定しておりました。
この点は担当の方に使用方法の確認しそこで安心してしまいました。
 
しかし実際には、
床置きエアコンは暖房使用の場合は上下両方の吹き出し口から
温風がでてくる仕様で、下のみには設定できませんでした。
 
さらにはニーズが多くはないため、新機種もおそらくなく、
センサーが本体にしかないタイプでした。
 
これが原因で気積の小さい階段下スペースがエアコンの上部の
吹き出し口からでる温風ですぐに 暖まり、サーモオフに。
また床下への風量自体も減りLDKの空間まで届かずという結果に。
 
色々対策してもらいましたが、付け焼刃でした。
 
 
2) 夏、冷房の問題点

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 冷房計画は非常に難しいことを体感した新居での初めての夏でした。

省令準耐火構造と間取りの影響で、小屋裏エアコンは想定通りの効果を
発揮できず、下屋様式になっているリビングダイニングは暑くて
過ごしづらい、これもまた苦い思い出となりました。
 
小屋裏エアコンを採用するのであれば、やはり間取りとして
できるだけオープンな空間にすることが基本であることを
痛感しました。
 
また、今後想定を上回る暑さも考慮し、いくら高性能な躯体であっても
予備のエアコン用スリーブを用意しておいたほうがよかった
と感じました。
 
 
3) これまでの対応
 
工務店担当者とやりとりを重ね、空調計画の再検討をして
いただきました。
 
暖房については、
床置きエアコンの上部の吹き出し口を養生テープでふさぎ、
階段下スペースの天井に換気ファンをつけるなどしましたが、
効果は非常に限定的でした。
あとは基礎下にも換気ファンを設置することも案として出ていました。
 
また夏については過去記事の通り、
こちらも換気ファンを2階天井と階段➡リビング間に設置しました。

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 しかし、それもリビングダイニングの温熱環境を改善するには

至りませんでした。

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4) 今回の工事内容
 
その結果を踏まえ、今回採用したのが、
給気冷暖房システムです。
 
実はこれは当初採用を検討していたものです。
金額的にも床下エアコン+小屋裏エアコンとそう変わらない
金額の提示でした。
ただ計画段階ではやはり床下エアコンに憧れていたこと、
実際に給気暖房方式では床下への風量は少なくなってしまうこと
から採用しませんでした。
 
様々検討し、試行錯誤した結果、ぐるっと1周してもどってきた
感覚です。
 
長くなったので本日はここまでです。
次回は我が家に設置した給気冷暖房システムを紹介します。
 
本日もありがとうございました。 
 
 
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2019年10-11月光熱費

 たいきゅうです。

朝晩の冷え込みが目立ってきました。

高気密高断熱住宅のあるあるで、ついつい半そでのままゴミ出しに行き、

外の寒さに驚く、を体感してます。

 

さて10-11月の光熱費です。

 

まず我が家の光熱費に関わる条件です。
********************************************************** 
〇5人以上の大?家族
〇延床面積 45-50坪
〇日中不在が多い
〇電気ガス併用
〇電力契約(中部電力・スマートライフプラン)
〇給湯器はエコキュート (APF 3.6)
〇断熱・気密性能(Q値 1.08 Ua値 0.27 C値 0.18)

〇東海地方、太平洋沿岸部(温熱区分6地域) 

〇太陽光発電あり(Panasonic 6kw)

〇ダクト式第一種熱交換器換気システム

〇床下エアコン、屋根裏エアコン設置

〇乾太くん頻用(1日2回以上)

**********************************************************

そしてスタンスとしては、電気代をとにかく節約するというよりも

家族が快適に過ごせること、時間を大切にすることを最も重視しています。

 

我が家が契約する中部電力では、締め日が遅く、●月分と定義しづらいので

月を跨いだ形で■-▲月分と記載することにしました。

ただ月末締めのHEMSのデータとはズレるので少しわかりにくさが残ります。

またガス料金の期間も少しずれています。

 

【10-11月の光熱費】                                   

    10-11月  
電気+ガスの合計料金 (円)   13,145
ガス料金(円) 10/9-11/8 5,104
電気料金(円)  (10/11-11/13 (34日分)) 8,041
       
買電量 (kWh) (10/11-11/13 (34日分)) 337 kWh
売電量 (kWh) (10/11-11/13 (34日分)) 434 kWh
       
デイタイム (kWh)   8 kWh
ホームタイム (kWh)   113 kWh
ナイトタイム (kWh)   190 kWh
       
電気使用量(kWh)  10/1-10/31 386 kWh
発電量 (kWh)   10/1-10/31 499 kWh


中部電力のスマートライフプランは時間帯別で電気料金の単価がかわる契約です。
我が家は中部電力と契約しています。 

f:id:taikyu:20190717134056p:plain

f:id:taikyu:20190717134430p:plain

 

ガス代は安定の乾太くん1日2回使用でほんとにかわりません。

毎日せっせと乾かしてくれてます。

時間の節約効果と、洗った洗濯物を投げ込めばいいという、心理的なストレス軽減効果は計り知れません。

乾太”様” に感謝ですし、時間と心理的な余裕を買えたと考えると

非常にお得と実感しています。

 

電気代ではいわゆる中間期なので空調は基本的には動かしてません。

集計のタイミングによってズレがありますが、

やはり春と同等くらいですね。

 

一方で太陽光発電量はやはり春とは違いますね。これから暖房期になって

どのくらいの収支になるのか、楽しみです。

 

今日もありがとうございました。

 

 
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秋の室内温熱環境

たいきゅうです。

 

この2ヶ月ほど、子供たちが順番に風邪など体調を崩し

まさに自転車操業のような綱渡りな日々でした。

 

極めつけは家族全員で順番に胃腸炎、毎日誰かが

嘔吐してました。。。もちろん私も。。。

 

さて、本題です。

まだまだ日中は暑いと思って過ごしているうちに、

いつの間にか朝晩は冷え込み寒くなってきました。

 

職場では暖房がすでに必要になってます。

しかし足元はひんやり。

 

そんな中、我が家はどうか振り返ってみました。

用いたのは相変わらずのnetatmoです。

 

設置場所は、

外部・・・玄関前の日陰

1F LDK・・・部屋の南西角、最も給気口やエアコンから遠い位置で床に設置。

2F 寝室・・・居室の奥の角、床の上に設置。

です。

 

1.温度

f:id:taikyu:20191108105128p:plain

 

スケールが違うので拡大で無理やり合わせてみました。

まず最低気温です。

外気温では徐々に寒くなり12℃程度まで下がってきています。

それに対して室温です。

1階にあるLDKでは22℃程度です。

2階にあり、家族みんなで雑魚寝している寝室では、23℃強です。

 

外気温との差は10℃以上あります。

もちろん無暖房です。

 

私の体感的には、23℃台だと薄い長そでパジャマ1枚でうすい布団1枚だと

暑いくらいです。ただ朝起きて22℃程度のLDKにいくと起きたては

わずかに寒さを感じます。

ただ子供たちが起きるとあっというまに室温上昇、

まさに人間ホッカイロです(笑)

 

2.湿度

f:id:taikyu:20191108110444p:plain

10月下旬は一時的に設置場所を移動したりドアや

胃腸炎騒ぎで玄関をしばらくあけるなどなど

例外的な出来事があり参考値ですが、

この10日ほどは室内は相対湿度 50- 60%台で安定しています。

 

絶対湿度では家全体でみても、8 ~ 10 g/kg 程度で安定しています。

 

3.温熱環境の考察

室内温度も日内温度差は2-3度程度で安定していますし、

温度そのものも無暖房で快適です。

 

湿度としてはちょうどいいところでしょうか。

我が家は洗濯物はガス乾燥機の乾太くんを使用しており、

洗濯物からの放湿はほぼありません。

一方、換気は第一種換気を採用しており、このダクト式換気の

経路内に浴室からの排気も組み入れています。

さらにまだ完成して1年目であり、基礎コンクリートからの

放湿もあると考えられます。

 

上記理由から湿度としても暖房を使用しない現状では、

快適な湿度におさまっています。

 

4.まとめ

冷暖房を使用していない期間のため、空調設備の影響をうけず、

家の真の断熱・気密性能を感じるにはちょうどいい季節ですね。

 

もう少しすると新居での初めての冬がやってきます。

楽しみです。

 

その前に、まだ空調工事ができていないので急ぎお願いしたいところです。。

 

今日もありがとうございました。

 

 
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2019年の我が家の冷房負荷 ~小屋裏エアコンの実績とシュミレーションとの比較~訂正記事

たいきゅうです。

 

この記事は以前掲載したもので誤りがあったため

内容を再検証、大幅に変えて記載しています。

 

ご指摘いただいた方、ありがとうございました。

  

さて改めて、今シーズンの我が家の冷房稼働の時期は終わりましたので、

冷房に関わる消費電力をシュミレーション値と比較してみました。

 

**********************************

1) 我が家の状況

2) 小屋裏エアコンの設定、条件

3) 冷房負荷、シュミレーション値

4) 我が家の冷房負荷冷房消費電力の実績

5) シュミレーション結果との比較検証、その前に

6) シュミレーション結果との比較検証

**********************************

 

【我が家の状況】 

ほとんどが、小屋裏エアコンのみの稼働です。

8月には一時的に床置きエアコンの上の吹き出し口のみを

使って冷房として臨時使用しました。

残念ながら我が家は予定通りの冷気循環がなされず、

最も暑かった時期には、家族で過ごしていると

リビングが29度を超えてしまう状況でした。

 

www.taikyu-iedukuri.com

なので事前に建物燃費ナビのシュミレーションで出した、

27度の想定の冷房負荷とは条件が違うため

一概に比較はできませんが、参考になるかと思い計算しました。

 

また基本的には小屋裏エアコンは24時間連続稼働にしています。

ただ、9月最後のころは2階の寝室が冷えてしまうため、日中のみの

間欠稼働としていました。

 

【小屋裏エアコンの設定、条件】

期間:2019年6月中旬~9月下旬

設定(大まかに):最高気温30℃以下・・・20℃前後の低温、弱風

         それ以上・・・22-25℃ 風量 max/自動

 

【冷房負荷、シュミレーション値】

我が家は設計段階で建物燃費ナビを使って冷房負荷(27℃)を

シュミレーションしてもらっていました。

その数値が

20.94 kWh/m2・年

 でした。

www.taikyu-iedukuri.com

またebifitという我が工務店の森さんが出された

生涯コスト・性能シュミレーションソフトでの計算では、

20.73 kWh/m2・年

と建物燃費ナビの結果とほぼ変わりありませんでした。

 

↓↓ここからは以前記載した内容を検証し訂正、追記しております。

 とくに訂正が必要だった内容は赤字で記載しました。

 

 【我が家の冷房負荷冷房消費電力の実績】

上記条件での2019年の冷房負荷 冷房に使用した電力量は、

5.63 kWh/m2

でした。

 

【シュミレーション結果との比較検証、そのまえに】

まず比較するために、

我が家の小屋裏エアコンの冷房COPを3程度と仮定します。

 

冷暖房COPは

「冷暖房平均エネルギー消費効率」

Coefficient Of Performance

で、

「冷房能力」を「定格消費電力」で割ったもの

です。

APFという指標もありますが、冷房期のみを検討するなら

COPでいいのではと考え、採用しました。

 

COPは実測できます。

工務店の方に確認し、web上でも文献をみてみましたが

以下の方法で実測できます。

COPを測る最も簡単な方法は、

 

”エアコンの吹き出し口と吸い込み口の温湿度と、

吹き出し風量を計測して実際の冷却量を算出したあと、

その時の消費電力で割る”

 

ただしCOPはあくまで一定の温度環境下にある場合に

同じ数値を適用できるのであって、とくに運転開始直後、

間欠運転時などはCOP値は大きく変動しますので注意が

必要です。

 

【シュミレーション結果との比較検証】

大きく乖離しています。

今回シュミレーション値と比較するため、

我が家のエアコンの平均的なCOPを3程度と仮定しました。

 

この数値は工務店担当者に教えてもらった値です。

カタログ値の6割程度が平均のCOP妥当という経験則のようです。

 

そうすると、

我が家の実際の今夏のエアコン消費電力からみる冷房負荷は、

5.63 * 3.0 = 16.89 kWh/m2

となりました。

 

建物燃費ナビでの事前のシュミレーション結果は

20.94 kWh/m2・年

でしたのでこの差を、

工務店担当者にも確認しつつ自身での考察しました。

それが以下です。

 

①想定の室内温度に達しなかった

 我が家の1年目の夏は小屋裏エアコン1台での全館冷房が

失敗に終わり、結果的にシュミレーションで想定した27℃まで

屋内が下がらなかったことが大きな要因です。

29℃で計算すると、およそ半分程度の冷房負荷の

シュミレーション結果になるとのことで、

実際平均室温は28℃前後でしたので、この1度前後の差が

シュミレーション値より低くなった要因の一つと考えます。

 

ただこの1℃の差は快適性という点では非常に大きいことを

体感しました。

現在リカバリー第2段を予定しており、来年はいい意味でもう少し

冷房負荷の実測値が高くなりそうです。

 

②第一種換気の設定

 我が家はCO2をモニターして換気量を調整しています。

夏の外気の湿気を極力取り入れないように、換気量を絞っていました。

おかげで湿度に関しては50%台で非常に安定して過ごせました。

これによりエアコンの負荷を軽減した部分があるようです。

 

さらに我が家はローヤル電機のSE300を採用していますが、

建物燃費ナビの計算する際にカタログ値から性能を一定程度低く

見積もってシュミレーションしておりそのあたりも影響したようです。

 

③生活状況

我が家のこどもたちはとにかく動き回ります。

すぐに汗だくです。

自宅の滞在時間は想定より短いのかもしれませんが、

在宅時の内部発熱は想定以上ではと感じます。

おそらくこのあたりはシュミレーションの実際の誤差が

出やすいところだと思います。

  

【まとめ】

やはりどのくらいの室内環境を想定するとどのくらいのエネルギー消費になるか、

設計段階で施主が知っておくことは非常に有用です。

 

そして建ててあともシュミレーション結果と比較・検証し、

建てたメーカーや工務店、設計士と相談できることは

よりよい自宅環境のために大切ではないでしょうか。

 

ということでやはり、そういったことをしてくれるメーカー、

工務店を見つけることが最も大切ですね。

 

今日もありがとうございました。

 

 
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9-10月の光熱費

冷房負荷の記事、まだ検証途中なんです。
お騒がせしまして皆さんすみません。
改めて記事にしますのでお待ちください。
 
さて我が家の9-10月の光熱費の報告です。
冷房負荷が最もかかる8月はやはり電気使用量は増えましたが、
残暑が厳しかった9月もかなりのものでした。

それでは、9-10月の光熱費です。

 
まず我が家の光熱費に関わる条件です。
********************************************************** 
〇5人以上の大?家族
〇延床面積 45-50坪
〇日中不在が多い
〇電気ガス併用
〇電力契約(中部電力・スマートライフプラン)
〇給湯器はエコキュート (APF 3.6)
〇断熱・気密性能(Q値 1.08 Ua値 0.27 C値 0.18)

〇東海地方、太平洋沿岸部(温熱区分6地域) 

〇太陽光発電あり(Panasonic 6kw)

〇ダクト式第一種熱交換器換気システム

〇床下エアコン、屋根裏エアコン設置

〇乾太くん頻用(1日2回以上)

**********************************************************

そしてスタンスとしては、電気代をとにかく節約するというよりも

家族が快適に過ごせること、時間を大切にすることを最も重視しています。

 

我が家が契約する中部電力では、締め日が遅く、●月分と定義しづらいので

月を跨いだ形で■-▲月分と記載することにしました。

ただ月末締めのHEMSのデータとはズレるので少しわかりにくさが残ります。

またガス料金の期間も少しずれています。

 

【9-10月の光熱費】                                   

  9-10月  
電気+ガスの合計料金 14,093
ガス料金(9/7-10/8) 5,004
電気料金(9/12-10/10 (28日分)) 9,089  円
     
買電量(9/12-10/10 (28日分)) 337 kWh
売電量(9/12-10/10 (28日分))  294 kWh
     
デイタイム 22 kWh
ホームタイム 152 kWh
ナイトタイム 163 kWh
     
電気使用量(9/1-9/30)  636 kWh
発電量(9/1-9/30)  504.9 kWh


我が家は中部電力と契約しています。 

中部電力のスマートライフプランは時間帯別で電気料金の単価がかわる契約です。

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f:id:taikyu:20190717134430p:plain

今月もやりたい放題のちびっこくんが、やってくれました。

パワコンのスイッチを「ぽちっ」と。

5日くらいoffでしたのでその分もあり発電量は減ってしまいました。。。

日中の買電量が増えているのもその影響です。 

 

ガス代は安定の乾太くん1日2回使用でかわらずですね。

 

電気代では9月下旬でも日によっては除湿目的で小屋裏エアコンを

日中だけ稼働していましたのでそれを反映した電気使用量でした。

  

これで初回の冷房シーズンの電気料金を確認できました。

 

 来年はまた今とは違う設備に手直ししている予定なので

どう変化するかも楽しみです。

 

今日もありがとうございました。

 

 
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これからはテレビは一家に一台で十分!?

たいきゅうです。

先にお詫びです。

前回の記事に誤りがあり、現在内容を

確認中です。大変申し訳ありません。

またご指摘いただいた方、ありがとうございます。

訂正した記事をまた後日掲載したいと思います。

 

さて、今回は温熱環境とは違う話題です。

 

わたしはそれほど新しいツールに詳しいわけではありませんので

最初に言い訳をしておきます。

 

ただこれからはテレビは一家に一台で十分、

それ以上の配線も不要ではと考えています。

 

*****************************************

1. 我が家の状況

2. テレビが一家に一台でいい理由

3. 屋内外どこでも手持ちのデバイスで

 テレビ視聴するために必要な条件

4. 実際の使用感

*****************************************

 

1. 我が家の状況

我が家はもともとあまりテレビを見る習慣はありません。

子供には週末のみ、録画した番組を時間を決めてみせています。

ごくたまに週末に、今だとラグビーワールドカップなどをみるときに

テレビをつけることがあるくらいです。

 

ただ子供たちは年齢差があり、

見たい番組は異なります。

下の子も主張が一人前になってきて譲りませんし、

兄たちにまんまと丸め込まれることもなくなってきました(笑)

 

テレビをあまり見なくてもやはり家族の人数が多ければ

チャンネル争いが勃発しますね。

テレビをよく見る家であればなおさらです。

 

2. テレビが一家に一台でいい理由

素人ながら調べた結果です。

レコーダーをLAN接続すれば家の中はもちろん

屋外でも自前のスマホやタブレットで視聴できます。

 

我が家はSHARPのAQUOSテレビに合わせて

Blu-RayレコーダーもSHARPです。

レコーダーは2年前に買い替えましたが今は安いですね。

 

外付けHDDも検討しましたが、子供の見たい番組を

こども自身で操作することを考え、レコーダーを継続しました。

 

ただ次にレコーダーを買うならPanasonicに

かえようかなと思ってます。まだかなり先ですが、、、

 

SHARPには自社製ではないのですが、

スマホやタブレットでみれる外部アプリと連携しています。

https://jp.sharp/bd/feature/renkei_sp/

他社では自社製のアプリを用意しているところもあるので、

そのほうがより性能がいいかもしれません。

 

3.屋内外で視聴可能にするために必要な条件

我が家のようにシャープ製のBlu-Rayレコーダーで

屋内外のどこでもテレビ視聴や録画番組視聴が

できるようにするためには以下が必要です。

 

①対応するブルーレイレコーダーであること

②屋内のWIFI環境があり、ブルーレイレコーダーをLAN接続できること

③対応するスマホ、タブレットがあること

④(株)DigiOnのアプリを購入すること

  https://www.digion.com/sites/dtvi_j/

です。

 

我が家は意図せず対応したブルーレイレコーダーでした。

(ここ数年内に発売されたものはほとんどそうかもしれません)

また、やはりIoTが盛んにいわれるご時世、

テレビ裏にLANコンセントを設置しておいてよかったです。

 

アプリはわずか1500円程度です。

これを購入すると、以下のことが可能です。

●室内のWIFI環境下でタブレット、スマホでどの部屋でもテレビ視聴が可能。

●家の外でテレビの視聴が可能。

●端末に録画した番組をダウンロードしておけばネットのつながらない環境でも視聴可能。

 

4.実際の使用感

室内ではさっそく兄たちがipadを寝室に持っていき、

下の子はアンパンマンをみている間ゴロゴロしながら

別の番組をみてました。

 

これなら場所を問わず家の中の好きな場所で視聴できますし、

録画番組も視聴可能なのでモバイルテレビとして十分機能します。

 

さらに家外については、車の中でも視聴可能になり、

カーナビでは放送中の番組か、ディスクの再生しか選択肢がなかったので、

子連れにはとても重宝します。

また外食や旅行先での待ち時間も子供たちが待ちくたびれないように、

こちらも重宝しそうです。

 

以上です。

テレビ用コンセントを各部屋に検討されている方、

もしかしたら1つだけでいいかもしれません、

ただしLANコンセントは必須です!

 

ありがとうございました。

 

 
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